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展覧会のお知らせ




小林達也『大きな線 もしくは星』( large line or star )

2021年10月9日(土)〜10月21日(木) ※12日(火)・18日(月)休廊
12:00〜19:00 ※最終日17:00まで

桐生にある旧織物工場をリノベーションしたアトリエで制作された新作です。
小林達也さんと展覧会準備のために交わされたメールの書簡が案内状になりました。また吉田成志氏に玉稿をお寄せいただいております。


ヒヤヒヤワクワクと対局する作家               吉田成志

かつて、小林さんは展覧会の関連イベントで公開制作をされた事があった。会場の中央にカンバスを寝かせ、傍に置かれた長机には、手作りの箱に整理された画材、小分けされた紙などの材料が綺麗に並べられていた。 さながら“ニンジンは油通しして別皿に取り、椎茸は石づきを切り、かさ、軸とも1cm角に切る…”。丁寧に下拵えした食材を一つ一つ火にかけるような所作だ。そして音楽を掛けてスタートする。きっとどんな場所であっても、これらが小林さんの制作の一連の所作となっている事はすぐに想像できた。

カンバスに向かう姿はさらに興味深い。パッパッとテンポ良く進んだかと思えば、用意した材料を手に、カンバスの周りで思慮する場面も。その姿に似た光景を思い起こし、小林さんに将棋を指しているようだと伝え、一頻り話が盛り上がったのを記憶している。兎角小林さんの作品のように、抽象画と呼ばれる様な作品は壁に飾られているだけではわからない。けれど制作を傍で見たことで、別の楽しみ方を知る事ができた。つまり、自分の知る日常体験に、美術鑑賞体験を引き寄せる事で楽しみは倍増したのだ。抽象画を見て分からないと遮断してしまう人、もしかしたら抽象画を見て分かった気でいる専門家でさえも、飾られただけの作品を見ても楽しみ方はわからないのではないか。私たちは自分たちが思っている以上に分かっている事など少ないからだ。 以前、小林さんはこんなことを記していた。

立って歩くことができるというのは、何かとても自由で奇跡的なことに思える。わからないという絶対的な重力の上で、ささやかに抗いながらも、その大きさに安心して立って歩く、楽しい散歩。

分からないという前提に立って、自らを解放する。このことによって作家も鑑賞者も本当の作品に向き合えるのではないかと感じた。
ではいま一度小林さんの作品を将棋に例えてみる。盤全体を見渡して、次の一手を慎重に考察し、時に大胆に、一手、また一手と指していく。この度の展覧会に向けて小林さんは新たな駒を獲得したようだ。絵画から化けた立体作品。まさに成駒に例えて良いだろう。小林さんの今後の展開がまた楽しみになった。


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『大きな線 もしくは星』2021/272×240cm
パネルに寒冷紗、建材パテ、カゼインテンペラ、アクリル、鉛筆、色鉛筆、マジック、クレヨン





SHIGEKI KOBAYASHI 日本を楽しむ服

SHIGEKI KOBAYASHIブランドが4年ぶりにギャルリー・パリに戻ってきます!
日本の伝統を、日常のお洋服に取りこみながら、流行や年代に左右されない、
本当によいものを作り続けています。
季節の移り変わりと共に楽しんでいただけるリバーシブルコートなど、
自分らしいおしゃれなお洋服をご高覧下さいませ。

今回は3日間限定の展覧会で、コンサートなどのイベントも盛りだくさんです!

10月22日(金)15時〜
上田恵子コンサート

10月23日(土) 16時〜
福原百麗コンサート

23日(土)24日(日)12時〜17時
アロマセッション
ホリスティックアロマセラピスト Rumiko先生(インド伝統のNatural Attarと精油のブランド「KIRANAH」主宰)が、 100%天然のエッセンシャルオイルを使い、その人の為のオーダーメイドのアロマミストやフレグランスをお作りします

それぞれのコンサートは30分余り。
込み合う場合は、人数制限をさせていただきます。
ご了解くださいませ。








坂下昿吉展

2021年10月26日(火)〜11月6日(土)
12:00〜19:00 日曜休廊・最終日18:00まで

『金澤湊平成詞絵』(2014年)の中から20点あまりを展示します。
このシリーズは、生前の坂下氏が手掛けた最後のシリーズで、横浜市金沢区の「むかしばなし」を巡る散策が起点となっています。

独自の絵画法を模索していたことがうかがわれる俯瞰の構図に、その土地の歴史や民話、
過去や現在の自分自身や身近な人を投影させるという時空を超えた自由な画面は、
坂下氏ならではの巧みな物語絵といえるでしょう。

往時の盛んな港の様子を描いた美しい油絵の色彩も情緒にあふれています。
ぜひ、ご高覧下さいませ。

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市松人形 朋

2021年11月23日(火)〜12月2日(木) 
12:00〜19:00 最終日17:00まで
会期中無休

江戸時代中頃、大変人気の女形歌舞伎役者、佐野川市松を模して作られた市松人形。
その市松を今に伝える「奈良の工房・朋」のお人形作品を展示販売いたします。
人形本体は、伝統的な素材(胡粉とにかわ)で制作され、お着物は、明治・大正時代を中心に、古いものは江戸時代末期の古布から縫い上げられています。
また、お家に眠っている着物から衣装を仕立て、朋のお人形に着せる「別誂え」も承ります。
想い出を、新しい形にして次の世代に引き継がせるご提案。
ぜひ、お人形の無垢な表情と、日本の伝統をお楽しみくださいませ。









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