名称 | ■ | ヨコハマ猫の美術館 |
住所 | ■ | 〒231-0862 横浜市中区山手町76-1 |
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【ねこの美術館通信】
ヨコハマ猫の美術館 朝日新聞掲載 (2022.4.15)
朝日新聞「ミュージアムのツボ」で紹介されました。
ヨコハマ猫の美術館 朝日新聞掲載(2019.11.9)
11月9日の朝日新聞にヨコハマ猫の美術館が紹介されました。ぜひご高覧下さい。
2017年5月26日の朝日新聞に、”猫好きの聖地”として大佛次郎記念館とともに紹介していただきました!
小さないれものでも 大きな心をいれられる
たとへ小さな金額でも 暖かさをわかちあえる
みんないっしょ 心は一つ
よみがえれ東北 がんばろう日本
私ごとですが、昔、3年余りの間、青森県の八戸にお世話になったことがあり
猫の美術館内に募金箱を設けました。尻屋岬からはじまって、寒立馬の
遊ぶ砂浜や、緑の美しいリアス式の三陸海岸から、のどかないわきの浜通りの海岸が、
大津波の暴力で跡かたもなく破かいされたのを見て悲しくなります。それよりも、
あの美しい谷合や、浜辺で静かに、暖かい心の人々のことを思うと・・・・・・・・。
坪山 恒也
「Hanako No1003」 横浜特集に載せて頂いております。
甲斐みのりさんが注目なさったのは、アメリカンアンティークのやかん。
いつも床に転がってたのに、おすましして紙面に大きく登場。 あと、レオナール・フィニ―の絵画作品などなど。
「耳をすませば」の「地球屋」のようだとご紹介いただいてます。
この連休は大阪、神戸、滋賀、北海道と全国からお客様、千客万来。
この機会に新しい収蔵作品を展示し、キャプションも新調し・・・一つ一つの作品と縁あって出会った時のエピソードも蘇ります。
ベルギーのアンティーク屋から担がれて連れて来られたバロンそっくりさんやら、自分が描いた絵を持ってきてくれたお爺さん。
是非お遊びにいらしてくださいませ。
世界で無類の猫好きの民族である日本人は、信仰に、遊具に、美術にたくさんの表現を生んでいる。
もちろん、他の国にも、いろいろなものがあるだろう。
それらの珍品を集めたら、おもしろい美術館ができるだろう、
と夢想する人は少なくないが、実行できる人は極限られている。
ここに、一人の本当は「猫年」ではないかと思われる女性がいて、
「キャット」いう間にこの魅惑に溢れた舘を作ってしまった。
猫柳が春風を誘う一日、背筋を伸ばして、日本初の猫の舘へお運び下さるように。」
当「ヨコハマ猫の美術館」がオープンした時、美術評論家の瀬木慎一先生が寄せてくれた文章です。
なんともユニークで茶目っけ溢れる。3月15日に天国へ召されました。合掌。 坪山 恒也
2011年4月
もう桜の便りが聞かれると言うのに、東北の災害には心が痛みます。
東北の桜はピンク色が濃く事の他、美しいのに、地震、津波、
そして人災の原発事故と重なり、心からお見舞い申し上げます。
私事ですが、私も青森県の八戸に3年余り住んだ事もあり、旧友と連絡して
元気な声を聞いてホッとした所であり、あの釜石や大船渡の見上げる程の
大防波堤を超える大津波をテレビ画面で見て唖然とし、日本一美しいと思っ
ていた陸前高田の海辺の松林などを思い出している次第です。当館の芳名録にも、
三陸の方々の名前も数多く記帳してあり、どうしておられるのかなど心配しております。
当館の目と鼻の先が測候所ですが、横浜では中区だけが震度5強だったので、
よく揺れました。猫の『セツ』も一緒に2階に居たのですが、私達が、頭に
クッションを当てて外にいつでも出られる様に立ち上がると、室の内で、じーっと、
こちらを見ておりましたが、突然、それは文字通り脱兎の如く階段を転げるように降りました。
揺れが一段落しても、夜中まで出てきませんでしたが、そのうち恐る恐る出てきても、
2階には上がらず、階段の途中で立ち止まって、なかなか上がって来ませんでした。
今でも少し強い余震があると、階段を転がるように階下に逃げます。猫なりに2階は危ない、
2階が揺れの原因だと考えている様です。
最後に失礼いたしますが、お見舞いの葉書など頂き、ありがとうございました。
坪山 恒也
2011年3月
お正月のお休み期間中は、夕方でも見えていた東京スカイツリーも、仕事が始まると、だんだんに午前中だけになり、この頃では見えるのは早朝だけになってしまいました。
庭の白梅は、もう一カ月も咲き続けていますが、毎年来ていた番のメジロも今年はどうしたことか来ませんでした。これから山手はお花が一杯の季節になります。昨年の末にみなとみらい地区のキャノンのキャッツ劇場の一周年を迎えて、根強い人気に少し驚いた次第ですが、昨年中の当美術館の入館者の方にも『キャッツ』を観て、この美術館に寄って猫三昧だったと嬉しそうな方々を何組も見ておりました。
最近の猫の話で一番面白かったのは、「うちの猫は何か欲しい時には、冷蔵庫の前に座り込むが、その時の鳴き声が、
ゴハンと聞こえる」との話です。その猫の写真を見せて貰いましたが、黒白の何処にでもいそうな猫ですが、
残念ながら鳴き声は効かせて貰えませんでした。残念なことに、あまり感心した為、ご住所を聞きもらしたのが残念です。
坪山 恒也
2010年12月
山手本通りからエリスマン邸とベーリックホールの間を曲がる横道、猫の美術館へ額坂へのさながら
森林浴のような緑の濃い横道の秋は銀杏ではじまります。未だ暑さが残る頃から落ちはじめやがて路いっぱいが銀杏になり皆ブツンブツンと銀杏を踏みつけて歩くので玄関先までにおう時もある程です。
そのうちにドングリが混じる様になると間もなく茶色に紅の桜をはじめ広葉樹の落葉も散りはじめて路面は賑やかな色どりになり掃除が大変になりますが見事な小路になります。その頃、未だ銀杏を落し続けている「いちょう」の葉はそろそろ黄色になりはじめ、青空をバックに見事な景色ですが初冬特有の夜半の強い風の吹いたそぞろ寒の朝には、
一面にいちょうの落葉で敷物を敷いたようになり気分は上々ですが掃除に汗をかきます。
樹々の葉が落ちると木名残の柚子など目立つ頃から日没時間が早くなるので美術館からの夕焼が綺麗になります。春・夏の頃は閉館してからの夕焼けが開館中になり、葉が落ちて見通しが良くなると見事な日が続き「みなとみらい地区」のビルの夜景と併せて見事になりますが師走の声を聞く頃からは何と言っても
クリスマスのイルミネーションです。
山手本通の西洋館か教会・学校。その他綺麗なクリスマスの飾り付けで日が暮れるとイルミネーションは見事なもので、わざわざその見物にカメラを手に大勢の方が登って来ます。下の元町のイルミネーションのように統一された美しさではなく、
山手本通は建物それぞれが個性豊かに飾っているのでその意味で見物する楽しみがあります。どの物件も毎年少しずつでも手を加えている様で、毎年見ていても飽きません。
そしてクリスマス・イブの山手本通は教会への信者さんでいっぱいになります。そして、大晦日の音のパレード(除夜の鐘、教会の鐘、船の汽笛、中華街の爆竹等)で年が暮れます。
坪山 恒也
2010年9月
ギャルリーパリでは、色鮮やかに伸び伸びとアフリカの風景と動物たちを描く現代アフリカンアート「ティンガ・ティンガ展」を開催している最中の9月7日(火)夜8時からの
「だいすけ君が行く」にヨコハマ猫の美術館が紹介されます。
ワン君の番組ですから、取材には訪れたものの放送は無理だろうと思っていたのですが、
TV局からの連絡が入りました!!!!!
放送日は、9月7日(火)20時からBSジャパン(7ch)で再放送は9月9日(木)11:30
からのテレビ東京です。詳しい内容は判りませんが、是非ご覧ください。
坪山 恒也
2010年7月
静かでゆったりが、売りの猫の美術館でしたが、しばらくの間は、隣からの全く非常識な大騒音とびっくりする程の強振動で、展示品をゆっくりと観賞して頂けるか心配でしたが、やっと常識程度の騒音に納まり、また以前の通りに戻りました。
昨日、お見えのお客様も「【耳を澄ませば】を久しぶりに見たので、此処に来ようと思って」と、入って来ました。今迄にも、何人もの方が【地球堂】の雰囲気が漂っていると言っています。静かでゆったりとした空気が流れています。
先日は、変わったお客様が来ました。朝、開館の準備をしていると、玄関先が急に賑やかになって来ました。何だろうと思い、玄関を開けると、大きな犬が、エンゼルトランペットの花の下で伏せをして、見上げています。「おー、だいちゃん」と言うと、「だいすけ君です。生きている犬でも入れますか」と付き添いのタレントさんの声。「どうぞ、どうぞ」と招き入れると、ひと廻りして、暑かったのでしょう。お腹を冷たい床に付けて、伏せで静かです。スタッフの方々と、一頻、展示品のこと、犬のこと、猫のことなどを話して立派な名刺を置いて、元気に帰って行きました。何せ、わんちゃん番組ですから、猫のことが電波に乗るのかどうか判りませんが、もしかすると、秋風の吹く頃に、番組で紹介されるかも知れません。
坪山 恒也
2010年3月
先日、ソウルから若い女性陶芸作家のキムさんが来て
展示作品を熱心に見て、帰り際に「この本を読んで是非と思い来て良かったと思いました。ありがとう。」
と言って分厚いフランス仮綴の本を見せました。
この一月にソウルで発行された「猫と遊びに行こう」と言う題だそうでハングル語で内容は全然判りませんが、
当館も紹介されて内外の写真と共に昨年まで庭先で昼寝をしていた屋外猫ミニーの写真も掲載されていました。
ミニーは以前此処に住んでいた方が飼っていた老猫で、近所の方の話では20年は越えているだろうと言うことです。
律義な猫でどんな冬の夜でも内に入らないので、玄関ドアーの脇に屋根を付けた箱を置き、毛皮を入れてやりました。
朝明るくなると庭先で陽光を求めて移動し来館の皆様に可愛がられていましたが昨年4月30日夜、
毛皮の内で丸くなっているのを見たのが最後で翌朝から全然姿を見せなくなりました。
朝起きして庭に出た時、外出から帰った時、ミニーが居ないと何とも淋しい思い をていましたが、
庭は近所の猫たちの巡回路になっていたので何匹もの猫が通過したり休憩したりしていました。
ところが昨年10月、朝倉摂先生が首都高速横羽線の出口付近の路肩にうずくまっていた仔猫を連れて来ました。
可愛い顔で顎のところから出血し怯えた眼を見ると何とも言えずに傷の手当てに近所の獣医に連れて行きました。
ところが間もなく元気になると雌だと言うのに野性そのもので暴れ廻り、毎日食器が一つずつ減っております。
この頃拾い主の命名した「セツ」と名前を呼ぶと返事をするようになりました。
その内に展示室に出て皆様に可愛がられるようになることを楽しみにしています。
坪山 恒也
6月に「象の花公園」が開園して、日本大通が一段と明るく開放的なプロムナードになった同じ日に、山手の丘に新しく「アメリカ山公園」が、開園しました。
MM21線の終点、本町中華街駅の元町出口の改札口を出ると、右側にエレベーターとエスカレーターが動いています。その最上階の建物を出ると、そこがもう公園です。
山手の丘の東端で、首都高を隔てて山下町のビルと対面する、花壇の綺麗なダラダラ坂の公園です。
公園を出ると、目の前の電柱に猫の美術館の案内が直ぐに目に入ります。今まで、この道は人通りも少なく、あまり人の目にふれることもない案内だったようですが、今は違います。この案内を見て、「猫」とあらばと、尋ね尋ねて来て下さる方が増えてきました。何せ、坂や階段を上ることなく息を切らさずに山手の丘に立ち、最初に見る案内ですから。
少し進むと外国人墓地の正面に出ます。ここからは、富士山も望むことが出来ます。そこから進むと日本の道百に選ばれた山手本通りで、最もそれらしい雰囲気を見せる所です。左にレストラン十番館、聖公会横浜教会、山手234番、えの木ていと続き、右に横浜市街を外国人墓地越しに見て、元町公園、エリスマン邸と続きます。
そのエリスマン邸とベーリックホールの間の細い道を少し下ると、猫の美術館が静かにございます。最近お見えの方には『静かで隠れ家のようで落ち着く』と言う方や、『ジブリの作品に出てくる空気のようだ』とかと言う方がおいでです。
先日、札幌からの方は、本屋にお勤めで、地元で絵本のお世話をされているとかで、絵本作家の布施先生や、北海道出身の佐藤国男先生や、西村一夫先生の作品を喜んで、ご覧になってお帰りになりましたが、その後、あの雰囲気が何とも言えないと、わざわざお便りを下さいました。
最近の時節ですと、夕日の景色が見事です。 坪山 恒也
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